席に案内され、運ばれてきたお冷、おしぼりを見ると、コースターとおしぼりの袋がオリジナルだと気づく。メニューブックの装丁も良い感じ。この時点でいいお店である。
メニューは「一口かさね(三段重)」「扉風オムライス」など個性的なものがあってどれにしようか迷ったが、ベイクドカレー、扉風オムライス、紅茶、コーヒーを注文した(二人分)。
私が注文したのは扉風オムライス。メニューの写真でみたものと同じものが運ばれてきて嬉しくなった。見た目はセルクル型で作った卵焼きのようで、ホワイトソースがかかっている。今まで見たことがない初めてのオムライスなのだ。卵を崩してみるとずいぶんと分厚い感じ、けっこうな卵の量を使っていそう。ソースを付けて食べてみると期待通りの美味しさである。卵が分厚くてライスに到達しない。「中にライスが入っているのかな?」「オムライスだからねえ」とそんな会話をしているとライスが現れ始めた。別皿にケチャップが用意されていたが、卵とソースの味であっという間に食べてしまった。
店内は落ち着いた雰囲気で、食後のお茶を飲みながらゆっくり休憩できた。ちなみに、他のお客さんは常連客といった感じの年配の方が多い印象だった。
鎌倉はとにかく人が多くてにぎやかなので、静かに休めるお店は貴重だと思っている。食事が美味しく、落ち着いて休むことができるいいお店を見つけることができて大満足であった。